玄箱HG/PROにFedora12を入れて自宅サーバーを構築
記載内容が古くなりましたので、私の 本家サイト(自宅サーバー) で書き直しをしております。
現在、TS-WX1.0TL/R1 に Debian squeeze を構築しております。
御興味がございましたら、そちらにもお立ち寄りくださいませ。
去年(2009年)の8月に常時運用している自宅サーバー(馬ちゃんのページ) の調子が悪くなったので最初から入れ直したのですが、今年(2010年6月)又調子が悪くなってしまいました。 そこで、使い慣れたFedora6を再度インストールしようと思っていたのですが、その前にいろいろやってみよう、何とかやってみよう(旧名 Fedora Core in 玄箱) さんのサイトを覗いて見る事にしました。
【注記】
いろいろやってみよう、何とかやってみようのサイトにアクセスすると、下記の画面が表示されます。
残念ながら、閉鎖されておりました。 私は配布いただいているソフトに、特別な機能(ネットワーク越しに、特定の人とファイルのやり取りをするフォルダをサーバーに設ける機能)の追加をお願いした事もあって、それにも快く応じていただいた事があります。 私にとって、思い出深いサイトでした。 残念でなりません。
【2018年11月28日追記】
「いろいろやってみよう、何とかやってみよう」様のサイトが閉鎖されてから10年近くになります。 いずれ再開して貰えるだろう、誰かが引き継いで呉れるだろうと思っておりましたが、これだけの年数を経ると無理のように思えます。
当時を思い出しながら、「いろいろやってみよう、何とかやってみよう」様から、私が特別に要望して作成していただいたファイルを(無断ですが)御提供させていただきます。 但し、何分にも古い時代に御提供いただいたファイルですので、セキュリティ上の問題が見つかっているかも知れません。
それと、私の玄箱HGでは動作をしておりますが、動作の保証は出来ません。 御使用に当たっては 自己責任 でお願い致します。
以上を御理解、御納得いただけた場合は、 こちらから ( acl対応版.zip ) ダウンロードしてください。 もし、作者様から配布の禁止要請、もしくは動作上の問題点があった場合には、ダウンロードは停止させていただきます。 又、構築等に関する御質問をいただいても、御返答は致しません。
製品の入手方法ですが、ヤフーのオークションで 1000〜2000円 程度で、現在でも(年に数台ですが)出品されています。
ぽちネットの「 Linux実験室 」さんのサイトもリンクが繋がらなくなってから数年になります。 こちらのインストールファイルも所有しておりますが、当サイトでは公開するのを控えます。 優れたソフトですので、関係者の方に公開していただけるのを切に希望致します。(お問い合わせには返答を致しません)
なぜか、 ぽちネット掲示板 は閲覧が可能ですが、本体は閲覧禁止になっています。 (削除されているだけかも知れません)
-------------------- 追記ここまで --------------------
そうしましたら、最近は Fedora12 のインストールキットを用意していただいているではありませんか。
(古いキットでは、 Fedora7 は置いてありましたが、私が気に入って使用させていただいている [Easy Install Kit Hyper] は見つかりませんでした。)
私は決して新しいもの好きでは無いのですが、他人から頼まれたものなら兎も角として、自分のサーバーを構築するのですから、玄箱HGには Fedora12 をインストールして見る事にしたのです。 実は2日程前から始めたばかりですが、NTP、WEBサーバー、FTPサーバー、samba、PerlやPHP関係は全く問題なく動作しております。 調子が悪いのは、メール関係ぐらいで root からのメールは届きますが、外部へのメールの発信と外部からのメールの受信ができません。
(その後、外部からのメールの受信と外部へのメールの送信も問題なく出来るようになりました。)
それと電源スイッチの長押しによる電源切断が出来ないとか halt、reboot コマンドの動作が不完全です。(サーバーですから特に必要はありませんが)
今回のFedora12のキットで特徴的な事は、ほとんどのソフトがインストール済みである事です。
以前の Fedora6 で悩まされた yum のトラブルもありませんでしたし、NTP も FTP も apache も 起動設定をするだけで動作させる事が出来るのですから超楽ちんです。 今回のキットには何と SendMail まで組み込まれているのですから至れりつくせりとはこの事でしょう。
サーバーでWEBの公開を考えておられるなら、迷わずこのキットを使用させていただくべきだと思います。
以前に要した労力の半分で WEB サーバーを公開する事ができます。敢えて欠点を申し上げれば、ハードディスクの使用効率が悪く、通常のインストールを行った場合は、ほとんどが空き領域になってしまう事です。
ファイルサーバーやデータベースを構築する場合は、この点を十分考慮する必要があります。 (容量の拡張は容易に出来るようですが、初心者の方は玄箱PRO を使用する事をお勧めします。)
若干戸惑ったのは、Fedora12 のインストールです。 私の環境だけの問題だったのかも知れませんが、インストールに頻繁に失敗するのです。
インストール時にフォーマットが完了したと思ったらファイルの転送に失敗したり、フェーズ1が終了したらフェース2の途中で失敗した事が何回もありました。 おかげで(笑)、インストールのコツ(?)も自分なりには会得出来たような気がします。
この点も含めて、自分の備忘録として少しずつ記載していきたいと思います。 同志の方に多少なりとも参考になる事があれば幸いです。
2010年6月7日 管理人記
【Fedora12 のインストール方法】
Fedora12 を玄箱HGにインストールする方法を御説明致します。
無印玄箱(HGで無いタイプ)も存在しており、そのタイプにも Fedora12 は搭載できると思いますが、新規購入(入手も難しくなっているかも知れませんが)するのであれば、玄箱HG をお勧めします。 なぜなら、搭載メモリーの容量や性能が無印玄箱では劣っているからです。
いろいろやってみよう、何とかやってみよう! さんのサイトにアクセスしてインストールに必要なファイルをダウンロードします。
前述したように、Fedora12 を玄箱HG に搭載する場合の例です。(2010年6月7日の時点)
トップ画面からインストールキットのダウンロード画面を選択します。
マークの3種類のダウンロードを行います。
インストールの前に、解凍したファイルの Readme.txt をじっくり読んでください。
インストールを始めたら、玄箱が見つかりませんと言われたり、必要な資材がありませんなどと言われてしまった人は、相当のせっかちな人(実は私)です。 私が試させていただいた限りでは、インストールキットには問題がありませんでした。
失敗したからと言って、「初心者です。インストールに失敗します。どうしたら良いか教えてください。」と作者様にやたら質問するのは止めた方が良いと思います。(笑)
初心者と言う言葉を免罪符にして、傍若無人に振る舞う人が多過ぎると感じています。
インストール時の設定画面を下記に示してみました。 私の設定内容に深い意味はありません。
【注意】
その他の領域残りと表示されますが、実際は残りの HD のスペース全部ではなく2GB に固定されます。
つまりは、ハードディスクの大部分の領域が空き領域になってしまうと言う事です。従って、Fedoraインストール領域を可能な限り多く取るべきでしょう。
下記の例では全然不足です。 但し、その分インストールに失敗する可能性は高くなるのではないかと思います。
何事もなく、すんなりとインストールに成功した人は、私の記事など読む必要が無いと思いますので、じっくりと Fedora12 を楽しんでいただきたいと思います。 運悪く、私のようにインストールに1回で上手くいかなかった人は、私の記事がひょっとしたら役に立つかも知れません。
トラブルへの対処に、私の対策内容を記載しましたので御覧になってください。
右側のメニューの上部に構築の方法を記載しております。 構築の途中ですが、徐々に内容を追加していきたいと思います。
Good Luck!!
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