組み込んだ直後の玄箱のIPアドレスは192.168.11.150になっています。
このIPアドレスは、玄箱がネットワークに接続してない場合(DHCPサーバーからIPアドレスの供給を受けていないな場合)に玄箱が自動的に設定するアドレスですから判り易くて良いのですが、通常のネットワークアドレスは192.168.0.*とか192.168.1.*にしている人が大部分でしょう。
そこでIPアドレスを自分のネットワークアドレスに合わせる事にします。
私の環境では192.168.1.*ですから、その場合の例です。
ホストネームはmeckk.comとしました。
これは、以下のように4箇所の設定を変更します。
# vi /etc/sysconfig/network
NETWORKING=yes
HOSTNAME=meckk.com
GATEWAY=192.168.1.1
HOSTNAMEは自分のドメイン名(ドメインを取得している場合)を入力します。
ドメイン名をまだ取得いてない場合は、適当な名前で良いでしょう。
GATEWAYは192.168.11.1から192.168.1.1へ変更します。
これが外部(WAN)との接続に使用するアドレスになります。
# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
DEVICE=eth0
ONBOOT=yes
BOOTPROTO=static
IPADDR=192.168.1.152
NETWORK=192.168.1.0
BROADCAST=192.168.1.255
NETMASK=255.255.255.0
IPADDRが新しく玄箱に設定するIPアドレスになります。
ここでは192.168.1.152にしましたが、192.168.1.2とか192.168.1.35など自由に設定できます。
クライアントとサーバーを区別できるように範囲を決めておいても良いでしょう。
# vi /etc/hosts
127.0.0.1 localhost
192.168.1.152 meckk.com
ここも特に疑問に思う点はないでしょう。
正確に入力する事だけを考えてください。
# vi /etc/resolv.conf
nameserver 192.168.1.1
nameserverはプロバイダのnameserverを使用しますので、このようになります。
変更後に玄箱を再起動すれば、設定が反映されます。
もし、再起動して変更したアドレス(この例では、192.168.1.152)に接続して表示されなければ、設定に失敗した可能性があります。
元のアドレス(192.168.11.150)に接続して表示が行われるならば再設定すれば良いのですが、そのような事はめったに無い筈ですから安全のために、最初(Fedore12のインストールから)から始めた方が良いと思います。
それは、後でから思わぬトラブルに遭遇するのを避けるためです。
パソコン側のネットワークの設定も変更したアドレスに変えなければなりませんが、このような初歩的な設定方法についてはここでは説明を致しません。