このサーバーの構築の記録は、KURO-BOX/PRO にDebian を構築した手順を記載してあります。
ご存知のように、KURO-BOX/PRO は玄人志向が発売したもっとも新しい玄箱と呼べるものです。
この玄箱にもFedora をぜひ入れたいのですが、これに使用しているCPUがARMのため、現在ではFedora に近いDebianを入れるしかありません。
KURO-BOX/PRO はだいぶ以前にサーバーを構築するために興味本位半分で購入しておりました。
これにDebian を搭載する方法はだいぶ以前から発表されておりましたが、私が知っている限りでは本体にUSB接続で新しいHDを繋いでOSを書き込む方法だけだったようです。
そのため、本来のファイルサーバーとして使っておりましたが、直接 Debian を搭載する方法がインターネット上のサイトに載っておりました。
そのサイトが、素人さんお断り!?の「玄箱PRO」をDebian化,自宅サーバーにする方法です。
最初の構築自体は特に問題が無く終了し、Debian も動いたのですが、FTP 関係がうまく動作しなかった事と再現性を確認するために1度ハードディスクの内容を消した所、KURO-BOX/PRO がTFTP 起動に固定されてしまってえらい目に合ってしまいました。
これは、U-Bootの設定をDebian がインストール時に自動的に書き換えるためで、元のフラッシュ起動の設定に戻せば良いのですが、その仕組みが判らなかったり元の設定内容が判らないとKURO-BOX/PRO が起動不能になる恐れさえあります。
私の場合は、色々なサイトを調べてフラッシュ起動が出来た状態で内容をSAVEしたら元に戻りましたが、一時は肝を冷やした事も事実です。

私も、玄箱を使ったサーバー構築も経験を積んできた方ではないかと思っておりますが、久しぶりにFedora からDebian に戻って見ると似ているとは言え、やはり違う部分が多くてかなりまごつきました。
現在までに、NTP,APACHE,FTP、PHP,MySQL、Samba 等を構築しましたが、FTPが動作するまでには結構大変でした。
これは、最初からSSH認証になっている影響だとか、パーミッション関係、使用可能者のリスト作成やそのフォルダ作成が原因だったのですが、接続できないエラーを確認できないと対処して動くようになるまでに時間がかかると思います。
FTPサーバーが動かないと、WEBサーバーにファイルをアップロードするのが大変ですので、これだけはどうしても動くようにしなければなりません。

PHP も今までは問題なく動作するソフトだと思っていたのですが、PHPをインストールするだけでは駄目でした。
これも、他のサイトの解説を見つけるまでは、どれをインストールすれば良いのか判らず、随分と必要のないソフトも入れてしまったようです。

個人的な覚え書き程度の内容なので、余り参考にはならないかも知れませんが多少なりともお役に立てれば良いなと思っております。


          2008年1月 管理人