最初に
言わずと知れておりますが、Windows 8.1は、マイクロソフトが販売しているOSです。2018年のOSの日本に於けるシェアですが、Windows 7が43%前後、Windows 10が45%前後、Windows 8.1が5%前後、Windows XPが4%前後、その他のMac OS X、Linux、Windows 8は1〜2%のようです。
Windows 8.1より前に発売されたWindows 7が43%前後なのに対して、Windows 8.1が5%前後であるのを見ても分かる通り、Windows 8.1は失敗作のOSであるのは歴然としております。
最新のバージョンであるWindows 10でさえシェアが45%前後に留まっているのをみると、Windows 10もほぼ失敗作と言っても過言ではないと思います。あれだけマイクロソフトがテコ入れをして頻繁にバージョンアップを繰り返し、Windows 10でしか動かないソフトを次々に作成しても今以って過半数を維持できないようでは、先行きは暗いでしょう。
私もWindows 10は所有しておりますが(ほとんどの方が感じる通り)使い難さはトップクラスで、とてもメインでは使う気持ちには成れません。
まずトップ画面のデザインの安っぽさは過去のOSの中ではトップでしょう。トップ画面のデザインは変更ができるので良いではないかと言う人は多いと思いますが、初期設定画面の儘で使用する人は多く、あのデザインを見ただけで中身を感じてしまうのは私だけでは無いと思います。
次に感じるのは、外部との接続の多さです。起動直後からマイクロソフトとのやりとりが非常に多いです。どのOSでもアップデートのチェック等は行っておりましたが、ここまで頻繁に外部と接続をするOSはありませんでした。
インストール時の設定では、出来るだけマイクロソフトと接続をしないように設定をしましたが、ちょっと手を開かせると頻繁にディスクアクセスを行います。そのせいで通常のハードディスクではアクセスが長時間に亘って行われ、動作内容が不明なだけに気分的に嫌になります。
今時はSSDを使うのが当たり前だろうと言いたいのは分かりますが、マイクロソフトは一体何の情報を、私のパソコンから抜き取っているのだろうかと不安を感じます。
現在、私がメインに使用しているのはWindows 7ですが、Windows 7もOSのサポートがやがて切れます。その後もメインパソコンでは使い続けるつもりでおりますが、他のOSも整備しておこうと思いました。
最新のWindows 10は年に2回の定期的なバージョンアップを現在も行っておりますので、まだ未完成のOSと考えられ、しかも個人情報を守ると言う点からは不安を感じます。従って、Windows 7の後継として残っているのはWindows 8.1のみになります。
つまりは、Windows 8.1を我慢して使うしか手段がありません。
Windows 8.1をテコ入れする
Windows 8.1が嫌われる最大の原因は、Windows 7にあるような「スタートボタン」が存在していない点でしょう。
企業で使うように、ディスクトップに定型の業務で使うようなアイコンを登録しておけば済むなら問題は無いのですが、私のようにプログラムの開発のツールや画像処理作業、エクセルで作成した数十個のプログラムを起動させるにはディスクトップは狭いですし、追加でショートカットを登録すると起動時にアイコンがバラバラと表示されます。
やはり、ディスクトップに「スタートボタン」は必須であり、これを取り付ける事によって作業は格段にはかどります。
Windows 8.1に「スタートボタン」機能を付けるソフトは色々あって、私は無料の「Classic shell」を使う予定でしたが、 アマゾン で以下のようなソフトを見つけました。
マグノリア と言う会社が、Windows Xpのサポート終了に合わせて、2013年11月15日から発売したソフトです。
あまり売れなかったのか、現在は生産中止になっており、アマゾンに4個だけ残っておりましたので注文しました。
他にも販売している所はありますが、3000円以上出して買うのは、(機能的にみて)お金が勿体無いような気がします。
企業向けにボリュームライセンス(10本以上)の販売はしておりますが、インストール時に認証などの操作は要求されません。
一応、購入する前に「30日無料試用版」をダウンロードして試しておりましたので、問題なく動作するのだけは確認しておりました。
尚、無料試用版の削除を行うのは無料試用期間中に行わないと、デスクトップ画面からの操作が出来なくなり、削除するのが困難になるようです。
又、パッケージには「極限までXPに近づける!」と偉そうに書いておりますが、メニューの選択がWindows Xpと似たような感じになるだけです。
2000円程度で販売しておれば、(生産中止には追い込まれず)もう少し売れたような気がするのですが、余計なお世話でしょうか。
以下にインストール時の画面の一部を掲載します。
MS-Office用ツールは使い物になりませんでしたので、チェックしない方が良いでしょう。
この機能はレベルが低いだけでなく、VBSからマクロをONにした起動が出来なくなりますので不都合が生じます。
以下は、再起動後の画面です。(画面は縮小して256色に減色しておりますので、実際の画面とは異なります)
この画面では、Windows Xpの壁紙を本物と入れ替えております。
マグノリアが提供している「Xp風壁紙」は、以下のような物です。(画面は縮小して256色に減色しておりますので、実際の画面とは異なります)
マイクロソフトの画像の著作権から逃れるためでしょうが、本物とは似ても似つかないチープなデザインの画像で、私は即刻変更をしました。
変更する事によって、画像の容量も減って、5848KB→226KBになり、(実感は出来ませんが)起動も速くなったでしょう。
3840×2160ピクセルから1920×1080ピクセルと狭くなりましたが、OSがデスクトップ画面に合わせて自動調整しますので、問題にはなりません。
変更をする方法は、「Windows」フォルダの「Web]フォルダの「Wallpaper]にある「XP風壁紙.JPG」の画像を入れ替えるだけです。
すんなりと切り替わらない場合は、「Back to XP設定」のXP風壁紙を使用のチェックを切って再起動後に、再び入れて再起動をしてください。
我慢して使っていた Win8.1 が、「スタート」ボタンを追加しただけで、(そこそこ)使える(操作方法を体が覚えている)OSになります。
皆様の多少の参考になれば幸いです。
うざいライセンス認証表示を消す
Windows8.1はメインでは使っていなのですが、久々にアップデートをして立ち上げたら、右下に「Windows ライセンス認証」の警告が出るようになりました。
警告が出るのはマザーボードを変えたか、起動のHDDを変えたからだと思いますが、恐らく認証操作を行ってもすんなり認証されるとは思えませんので、マイクロソフトのオペレーターを呼び出して、認証作業をする事になると思います。私はWindows8の正規ユーザーですから、認証は問題なく通ると思いますが、(誰でも感じると思いますが)あれは気分も良くないですし、面倒くさいです。
警告がディスクトップだけの表示なら、表示だけなので我慢して使うのですが、全ての画面で表示が行われるのには腹が立ちましたので消す事にしました。
OSのWindows Defenderのリアルタイムスキャンを停止してから、俗に言うハッカーソフトを使用します。私は「kmspico 9.2.3 final」を使いましたが、安全が保障されているソフトではありませんので、当然ですが、 自己責任 で行ってください。又、OSを所有しておられない方は違法行為になります。(OSを所有していても違法行為だと騒ぐ人も多いです)Windows 8、8.1なら、ライセンス認証が行われた状態になりますが、また出てくるかも知れません。どうしても駄目なら電話認証を行えば済む話です。