最初に
PortForwarder につきましては、作者様が説明している内容を以下に記載させていただきます。
PortForwarderはSSH(Secure Shell)のポートフォワード(ポート転送)機能を実装したアプリケーションです。
Portable OpenSSH(OpenSSHを様々なUnix向けに変更を加えたもの)とOpenSSLをベースに開発しています。
SSHのポートフォワード機能はとても便利なのですが、Windowsユーザにとって使いやすいとは言い難いと思います。PortForwarderは、この有用な機能をWindowsユーザにも使いやすく提供することを目標に設計されています。完全なOpenSSHの移植ではありませんが、多くのユーザにとって十分な機能を持ったアプリケーションです。
最新のバージョン(2.9.0)が、2007年10月20日に公開されており、今から見ればかなり古いですが、XServer で試したみたら、あっさり接続出来ました。
私だけでなく、 さくらVPSに設置したMySQLにSSHのポートフォワードで接続 との記事もあり、現在でも非常に有用なソフトであると感じました。
このようなソフトを失うのはもったいなく、当該サイトが万一閉鎖された場合でも多くの方が利用できるように、ソフト一式を含めてダウンロードが可能なようにさせていただいております。
サイトに記載の(BSD?)ライセンスに依れば、再配布は可能と判断をしております。
以下にグーグルで日本語に翻訳したライセンスの内容を記載します。(日本語として不自然な部分に若干の修正を加えております)
Copyright(C)2000 Nobori Fujio(toh @ fuji-climb。org)
次の条件が満たされていれば、ソースおよびバイナリ形式での再配布および使用は、変更の有無にかかわらず許可されます。
1.ソースコードの再配布には、上記の著作権、この条件リスト、および以下の免責事項が含まれます。
2.バイナリ形式の再配布は上記の著作権を再現する必要があります。
配布物に添付されているドキュメントおよび/またはその他の資料に、この条件リストおよび以下の免責事項を記載してください。
3.特定の書面による事前の許可なく、このソフトウェアから派生した製品を推薦または宣伝するために著者の名前を使用することはできません。
本ソフトウェアは、「現状有姿」で提供されており、商品性および特定目的への適合性の黙示的な保証を含め、明示または黙示の保証は一切の責任を負わないものとします。
著者は、直接的、間接的、偶発的、派生的な損害(代替商品やサービスの調達、使用、データ、利益の損失、ビジネスの中断などを含むがこれに限定されない)これらの損害の可能性について知らされていた場合でも、本ソフトウェアのいかなる使用に起因する契約、厳格責任、または不法行為(過失またはその他を含む)にかかわらず、いかなる責任も負わないものとします。
PortForwarderのインストール
基本的に、PortForwarderは 作者様のサイトから ダウンロードしてください。 config.txt の記載方法が(私には)難解なだけで、ソフトウェアは(動作上)全く問題がありません。
作者様のサイトからダウンロードが出来なかった場合や、お使いのレンタルサーバーが XServer の場合には、設定ファイルが含まれている分だけ、私からのが便利かも知れません。
私のサイトから のダウンロードには、バイナリファイル(実行ファイル)とソースコードファイルの2つを含んでおります。 それと、ソースコードファイルを再コンパイルしたバイナリファイル(実行ファイル)も含んでおります。
これは、XServer で動かなかった場合に変更をしたいと思って再コンパイルを致しましたが、オリジナルで動きましたので不要な存在になりました。 苦労して再コンパイルをしましたので添付しているだけです。 ただ、ワーニング(コンパイル時の警告)が大量に出ましたので、不具合があるかも知れません。
現在は多くの方に周知していただきたいと思って、このサイトでも公開をしておりますが、作者様のサイトが存在している間は、当サイトからのダウンロードは停止する予定です。
以下は、私の環境での config.txt の設定内容です。 XServer をお使いであれば、サーバー番号を御自身でお使いのサーバー番号に置き換えるだけで動作すると思います。
# Host 名です。ここでは XServer にしましたが適当な名前で構いません。日本語は文字化けします。 Host XServer # XServerの場合は、「サーバー番号」を記載します。(IP アドレスでも可) HostName sv7777.xserver.jp # username の記載ですが、XServerの場合は「サーバーID」を記載します。 User umachan # SSHで接続するPort番号を記載します。通常は 22 ですが、XServerの場合は 10022 になります。 Port 10022 # 「秘密鍵」のファイル名だけを記載します。「秘密鍵」は同じフォルダ内に置かないと動かないようです。 IdentityFile umachan.key # ここでは、XServer の MySQL に接続するために 3306 ポートをローカルの 3306 ポートで受け取る設定です。 LocalForward 3306 mysql1111.xserver.jp:3306 # WEB の転送設定ですが、動作の確認はしておりません。 LocalForward 10080 localhost:8080 # MAIL の転送設定ですが、動作の確認はしておりません。 LocalForward 10110 my.test.pop.server.org:110 # データを圧縮する場合は yes しない場合は no Compression yes # 以下には記載しません。多分自分のパソコンをサーバーにする場合の設定でしょう。 Host my_server_v6 HostName fe80::202:29ff:fe01:29f%8 # hostname of IP address AddressFamily inet6 # NEEDED for IPv6 User toh # username on server. NEEDED LocalForward 10023 localhost:23 # localforward info1 LocalForward 10080 localhost:8080 # localforward info2 LocalForward 10110 my.test.pop.server.org:110 # localforward info3
config.txt の内容を変えた場合は、ファルダ内にある PortForwarder.ini を一旦削除してください。削除しても PortForwarder.ini は、自動的に作成されます。
最初に接続した時は、以下のような画面が出ます。
「はい」のボタンを押すと次のような画面になります。
「OK」のボタンを押すと次のような画面になります。
ステータスが Connected になっていれば、接続は成功しております。
一番最初の場合は、接続が成功しても Connected の表示が出なかったような気がします。 その場合は再起動してください。
MySQLのODBCドライバで接続
上記の PortForwarder を接続状態の儘にして、以前に PuTTY を使って、XServer のMySQLに接続した時のように、PortForwarder を使って接続テストを行います。
MySQL の ODBC の設定は全く同じ内容ですので、以前の接続設定の画像を流用させていただいております。
@は任意の入力です。 私は実際には XsrvMySQL と短くしております。
Aは「 127.0.0.1 」と書きます。 localhost と記入しても同じ結果になりますが、IP アドレス記載にする方が多いです。
Bは「 3306 」にします。
Cは接続する MySQL のデータベースのユーザー名を記入します。 XServer では、頭にドメイン名が必ず付きます。
Dは MySQL のパスワードを記入します。
Eは接続する MySQL のデータベースのデータベース名を記入します。データベース名にも頭にドメイン名が必ず付きます。
記入した後に「Test] のボタンを押すと、接続テストを行う事が出来ます。 以下のような画像のウィンドウが出ると思います。
但し、接続が成功するのは、PortForwarder が接続状態である場合です。
接続は成功しているようですが、テストは十分に行っておりません。 不具合が出る可能性もあります。
尚、2〜3時間の間に接続が無い場合は、サーバー側から強制的に切断されてしまうようです。