新IPATの制御
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 新IPATの制御

 最初に

ここでの 新IPAT とは、2017年9月30日よりJRAから公開され、2019年6月30日まで使われていた旧IPAT に代わる新しい馬券購入ソフトです。
旧IPATの投票ソフトは、2019年6月30日以降は使えなくなるとアナウンスされておりましたが、新IPAT投票ソフトが余りにも酷い出来のため、現在(2019年9月)でも投票は可能のようです。 下段の画面が新IPATの投票画面ですが、実際の投票サイトは閉鎖中のため、体験サイト(http://www.jra.go.jp/IPAT_TAIKEN/s-pat/pw_010_i.html)の画面です。

Ipat投票画面 新IPAT の売りとしているのは、サイトデザインをスマートフォン版に近付け、購入画面などを一新したこと。新機能として競馬場・ウインズ等のマークカードと同じように投票する「マークカード投票」や予想印を設定し、その予想印の組合せで投票する「予想印投票」などを設けた点にあるようです。

しかし、一度でも使った事がある人なら分かる通り、縦スクロールをしないと操作出来ない点や投票内容を把握しずらい点が多くて、ほとんど使い物にならないでしょう。

早い話が、実際に馬券を買った事もない連中がアイディアを考え、実際に馬券を買った事もない低レベルなプログラマーがプログラムを作成しているのが判ります。

迷惑するのは競馬ファンで、こんな糞サイトが、ずっと存続する事を考えると、憤りさえ覚えます。

新IPATの投票画面だけなら、パソコン向けに文字やボタンを小さくすれば多少は操作性は改善されるかも知れませんが、今時にマウスを駆使しなければ投票できないようでは、屑以下の存在です。 旧IPATの時代なら、普通レベルのプログラマーなら、自動投票ソフトを作成する事が出来ましたが、新IPATではサイトを表示しながらの自動投票は出来なくなりました。 調べて見ると、従来はタグの操作で投票設定が可能でしたが、新IPATではjavascriptを使っていたり、タグを使っていたり、もう滅茶苦茶な状態です。
学校を卒業したばかりのプログラマーの卵が2,3人集まって、やっとの事で動くだけは動いた(と私には思われる)プログラムです。

せめて、キー入力からも操作できるようにしてあれば救われる部分もあるのですが、低レベルな彼等はマウス操作(指の操作)で動けば良いと考えていたのでしょう。
勿論、JRAにはそんな事(使い物にならないレベルだと)が分かる人が担当しておりませんので、これだけ酷いサイト(操作性が悪いサイト)が堂々と公開されております。

驚いた事に、TARGET frontierの作者(久根崎透氏)も新IPATの投票ソフトは開発出来なかったようで、アイパットゴー(IPATGO)とか言う他人が作成したソフトを使っております。
TARGET frontierは使用者が膨大で、JRA-VANから特別扱いをされているソフトですので、本来なら投票関係も独自開発が必須のソフトです。(C言語で作成すれば可能です)
どうしても開発が出来ないのであれば、JRAの投票サイトや、アイパットゴー(IPATGO)からどんな内容がネットワークに流れているのかを調べるだけで何とかなる筈です。
TARGET frontierの作者も所詮は3流プログラマーだったようです。(私は3流以下のレベルなのと、アイパットゴーの解析をするのが面倒なので、現時点では調べておりません)


 手始めにソフトを作ってみました

私も他人の悪口を言うだけなら容易い(たやすい)のですが、日本人の中には他人を批評する人を極端に嫌う人(軽蔑する人)がおりますので、一応、新IPATのサイトで自動投票するソフトの作成を目指してみました。 最初からC言語で作成するのは膨大な時間が掛かりますので、取り敢えずVB6でプログラムを作成しました。
VB6ならサイト上に IEの操作方法を解説したサイト は山ほど存在しておりますので、(先人に心から感謝をしながら)作成したものです。
当然ながら、(出来の悪い)IEの画面上からは自動投票を行う事は不可能ですので、投票画面が表示されるまでの未完成(作成途上)のプログラムです。
そこから、アイパットゴー(IPATGO)のようなソフトを開発して、フォーム上から投票出来るようにすれば、アイパットゴー(IPATGO)よりは増しなプログラムになるでしょう。

VB6のソースと実行プログラムを IEctrlKaizo.zip のダウンロード できるように用意しましたので、同士の方に多少でもお役に立てれば幸いです。
繰り返して申し上げますが、実用には程遠い段階のソフトです。


 アイパットゴー(IPATGO)と言うソフト

新IPATの投票画面も最悪と呼べるソフトでしたが、アイパットゴー(IPATGO)と言うソフトも得体の知れないソフトと言えます。
特に金銭の処理に関係するソフトは、用心した方が良いです。一切画面の出力が無いソフトですから、ソフトの中でどんな事をやっているのかを調べたいのですが、私のレベルではodbgなどのデバッガーを使って処理内容を調べるのは10年早いです。 せめて、ヘキサのダンプファイルを見るのがせいぜいですので、Stirling を使用して(ざっとですが)眺めてみました。 本来なら久根崎透と言う人が、信頼できるソフトかどうかを調べるべきですが、レベルの低そうな人ですので(あくまで推定ですが)何も調べていないと思います。
【注記】 問題が出てから、「性善説を信じてしまった」とか言い訳をする人がおりますが、正に愚の骨頂です。 (日本は、謝れば何をしても許されてしまう社会ですが)


私が調べて分かったのは、ネットワークの接続関係にはWinSockを使っているらしいのが判明しました。(winmm.dllが記載されておりましたので)
接続先も色々なサイト名が記載されておりましたが、1つ気になった接続先がありました。 https://ipatgo-server.appspot.com/ と言うサイトです。
繋がらないだろうと思っていたのですが、予想は裏切られました。 そこへ接続した時の画像を以下に示します。(実際の画面がでか過ぎて画像処理をしています)
アイパットゴー(IPATGO)の開発の際に、JRAのサーバーの代わりに、データを受けてテストに使用したのかも知れませんが、このサーバーの用途は分かりません。

ipatgo1.png画像

ドメインにipatgoの文字が入っておりますので、ソフト作成者が所有するサーバーであるのは間違い無いでしょう。ひょっとしたら、そこはソフトウェアハウスかも知れませんね。
以前に、RB☆STRIKEと言うソフトも、JRA-VANのサイトの紹介の写真に6,7人のスタッフが写っておりましたので、そこがソフトウェアハウスだと言うのが分かりました。 (現在は写真は削除されております) 昨今は、競馬予想プログラムにもソフトウェアハウスが首を突っ込んでいるんだと驚いたものですが、会社組織を相手にして私のような個人が(能力不足と開発ツール不足の関係で)太刀打ちできる訳がありません。(当然ながら、ソフトの使用者数は桁が違います)
アイパットゴー(IPATGO)もソフトウェアハウスなら、数台のサーバーを所有しており、ソフトを経由して何らかの情報を収集している可能性もあります。

競馬の投票関係のデータなら、やろと思えば自由に収集できますから、他人のIPAT情報を使ってネット投票をするぐらいなら、造作も無いでしょう。(そんな事はまずしませんが)
基本的に、JRAのサイトに接続してネット投票をするだけのソフトですから、わざわざJRA-VAN へアクセスする必要はない筈ですが、どの段階でJRA-VAN のサーバーと接続しているのかも気になります。 それを調べるには、マクロアセンブラの知識が必要ですので、私にはまだまだ道が遠いです。 せいぜい不要な箇所を飛ばすバッチファイルの作成程度が限界です。 TARGET frontierが、アイパットゴー(IPATGO)とか言う(怪しげな?)ソフトを採用しなければ、私も解析をする気持ちには成らなかったと思います。
TARGET frontierは、お金を出して手に入れたソフトですので、今でも(惰性で)使っておりますが、もう Good by をしたいです。「糞ソフト達よ さようなら」です。

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