VS2005 のインストール
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 今も使えるVS2005

 最初に

VS2005 は何かと言えば、言わずと知れた Microsoft Visual Studio (マイクロソフト ビジュアル スタジオ)バージョン2005の事です。
VS2005パッケージ画像
このバージョンは、VB6 で有名な Visual Studio 6.0 から、2002年の Visual Studio .NET (2002) 、2003年の Visual Studio .NET (2003) を経て、日本語版は2006年2月1日に発売されました。
VS2005 のエディションには、無料の Express から始まって、 Standard、、Professional、Tools for Office、Team System の5つの製品がありましたが、当時は無料の Express Edition か、機能の充実している Professional Edition を購入する人が大部分でした。

現在の最新版は、2017年3月7日に公開されたVisual Studio 2017 が最新バージョンですが、来年に Visual Studio 2019 を発売するとマイクロソフトは発表しております。
Visual Studio 2019 は、Office2019 のような変な販売戦略を用いませんので、Windows 7/8.1 での動作も可能(OSのメジャーアップグレードが不要)だと公言しております。
「今も使える」などと書くと、古臭い開発ツールを騙し騙し使用するイメージを持たれると思いますが、C言語の開発ツールとして使用するのであれば、一線級のレベルであるのは間違いありません。

私は C++6.0 も所有しておりますが、この段階でC言語の開発ツールとして完成していると思います。
実際に使用してみても VS2005 よりも使い易い部分があります。ただ、 C++6.0 は、古い部分がありコンパイルエラーになる部分が多いのと、使用例が少ないので、使用はお薦め致しません。
VS2005 なら、気の利いたプログラム作成者であれば、VS2005、VS2008、VS2010、VS2012 などのどの開発ツールを使用していても、コンパイル可能なようにソースを提供しております。
このお蔭で、私のようなレベルの低い開発者でも、多くの事を学ばさせていただく事が出来ました。



 VS2005 の入手方法

私がこんな古臭い、しかもサポートも終了した VS2005 に拘(こだわ)っているのは、私が Professional Edition を所有しているからでもありますが、中古市場でも入手性が良くて価格も安い点にあります。 しかも、私が所有している VS2005 は、何と JRA-VAN から無償提供していただいたものです。 私だけでなく、当時(2006年頃)に JRA-VAN にプログラムを提供していた人達全員が、 VS2005 Professional Edition をいただく事が出来たのです。 この中には、 SQLServer Developer Edeition も入っておりました。 これだけでも当時は1万円前後はしたと思いますので、総額だと一人4〜5万円はしたでしょう。

今でこそ、 JRA-VAN でプログラムを公開している人は掃いて捨てる程おりますし、しかも訳の分からない「変な禿」が(くだらない記事を書いたり)のさばっておりますから、「競馬ソフト作者懇談会」は召集人数を減らして経費削減をしている有様です。 当時の JRA-VAN は大盤振る舞いで、私は VS2005 を受け取った時に感激の涙を流しそうになりました。
そんな事は兎も角、お金を出せば VS2005 の入手は容易です。 今ヤフオクを見たら、「Microsoft VisualStudio 2008 Professional Edition 未開封 」が98000円とかで出品してましたが、こんな値段を付けるのは素人か強欲な出品者ですね。 VS2005 でも、1万円以下で出品されるでしょうし、競っても2万円以下で入手できる筈です。 アマゾンとか店で買えば4〜6万程度だと思いますが、ヤフオクを見てたら多くの人が強気の価格で出品しておりますので、ソフト関係が値上がり傾向なのかも知れません。

取り敢えず試してみるには、マイクロソフトが提供の(ドメインには、そう記載されております) トライアル版 のイメージファイルをダウンロードしてください。
プロダクトキーは、KGR3T-F2C26-RRTGT-D6DQT-QBBB3 であると多くのサイトに記載されておりますが、私はイメージファイルを含めて、一切試しておりませんので、ここに記載されている事を信用して、いかなる事態に遭遇しても、私は一切の責任を負う事は出来ません。 全て自己責任で行動してください。
そんな不確かな物をなぜ記載するのだと、お叱りを受けるかもしれませんが、私は探している方に喜んで貰えるのではないかと、善意の心で記載しているつもりです。
安全を優先するのであれば、中古店から(掘り出し物と思われるバージョンの)正規品を御購入ください。 尚、トライアル版が使用できる日数は、90〜180日の筈です。


 VS2005 のインストール

VS2005 を Windows7 の64 bit 版にインストールる方法を御説明致します。 インストールしたのは、手持ちの VS2005 Professional Edition (正規品)です。
インストール方法は、色々なサイトに記載されておりますので、私もそれを踏襲した内容になっております。 まず、最初に VS2005 をインストールしますが、Windows7 の64 bit 版にインストールする場合は「インストールに問題があるとの警告」が出ます。その時に解決策を探しますかと聞かれますが、解決策はありませんので、「そのまま続行」を選んでインストールを進めます。 インストール後に、SP1 にするために、アップデートを行ったとしても、(私の環境では)途中で止まったりして、このままでは全く動きませんでした。

そこで、次にマイクロソフトから、 Microsoft(R) Visual Studio(R) 2005 Team Suite Service Pack 1 をダウンロードして実行します。
私の場合ですが、(パソコンが古いからでしょうが)インストールが終了するまでに、途中で止まったかと感じる程に待たされました。(実感は10分程度に感じます)
次に、同様にマイクロソフトから、 Visual Studio 2005 Service Pack 1 Update for Windows Vista をダウンロードして実行します。
Windows Vista と書いてありますので、Windows7 の64 bit 版には適合しないのではと考えますが、入れる必要があるそうです。
内容はその前にインストールしたのと、動きや表示が非常に良く似ております。 終了する迄に時間が掛かるのもそっくりです。
多くのソースで細かく調べてはおりませんが、 VS2005 は、 Windows7 の64 bit 版でも正常に動くと思われます。

その後、Windows8.1 64bit 版と Windows10 64bit 版で同様にしてインストールを行いました。
Windows8.1 64bit 版は正常にコンパイルできました。Windows10 64bit 版の場合は、起動時に J# の互換性が無いので互換性のあるパッケージをインストールしてくださいとでましたが、C++ に関しては問題なくコンパイル出来ました。 J# に関しての忠告は、その後出なくなり、Windows10 64bit 版でC++の数種類のソースをコンパイルしましたが、正常にコンパイルできました。 Windows7 の32bit 版については、私は WindowsXp をアップグレードして使っておりますので、最初から問題なく動作しましたが、新規インストールの場合は、64bit 版と同様にインストールする必要があるかも知れません。

j# に関して検索した所、 Microsoft Visual J# 2.0 再頒布可能パッケージ Second Edition (x64) のインストールが必要との記載がありました。
私の場合、このインストールを行うには、 Microsoft Visual J# 2.0 再頒布可能パッケージ を使って、一旦アンインストールする必要がありました。
念のため、2つのファイルをまとめた Visual J20.zip を用意しましたので、ダウンロードが出来なかった場合に御利用ください。
VS2005 が、現在でもメジャーなOS環境で使えるのは、(私のような貧乏人にとって)有難い事です。
最新の VS2017 を買ったからと言って、格別な機能が追加されている訳でもなく、それを使うとプログラムの作成が容易になる訳でもありません。
お金が有り余っているからと言って、VS2005 も使いこなせない人が VS2017 など購入しても、ドブへお金を捨てるようなものです。

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