恐怖のHUAWEI
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 恐怖の HUAWEI(ファーウェイ)

 最初に

実は、恐怖のHUAWEIと騒がれたのは2018年の中頃からで、2018年12月5日にカナダの司法省が米国当局の要請を受け、ファーウェイのCFOである孟晩舟氏が逮捕されてから注目されるようになりました。 2019年5月15日に、アメリカのトランプ元大統領が、アメリカ企業による非アメリカ企業の通信機器使用を禁止する大統領令に署名したのを受け、日本のスマートフォンメーカーがファーウェイ製の新機種のスマートフォンの発売停止および予約を停止しました。 アメリカの言う事には何でも従う日本政府も、政府調達から排除する指針を示し、政府の言う事には従順に従う民間企業もファーウェイ製品は使わないようになりました。 その結果、オークションでは見ての通り、安価で性能が高く、デザインも優れているファーウェイのスマートフォンが超格安で出品されておりますが、5G時代を迎える今は落札する人はおりません。

アメリカのトランプ元大統領が華為技術(ファーウェイ / HUAWEI)を排除したのは、「安全保障上」の観点と説明しておりますが、元々トランプは中国を嫌っており、「貿易上の対立」や「経済的な対立」も含んでいるのは容易に想像できます。 実際にファーウェイの製品は危険なのかどうかですが、CIAなどの調査によると司法当局が使用するアクセスポイントをファーウェイがのぞき見できる可能性はあるとのことです。 日本政府の高官と言う人の話だと「政府がファーウェイの製品を分解したところハードウェアに“余計なもの”が見つかった」と語ったそうです。 ファーウェイのどの製品のどこの部分にどのような“余計なもの”が存在しているのかの具体的な話は無かったようですし、世界中を見廻しても同様な話は全くありませんので、この日本政府の高官と言う人がどれだけアホなのかは(人物的に誰が言ったのかも)容易に想像できます。

個人が使用するスマートフォンの情報を中国政府が利用する可能性など限りなくゼロでしょうから、個人が情報の流出する恐れがあるとして「恐怖のHUAWEI」と騒ぐのではなく、世界から排除されたために使用が不可能になった事による「恐怖のHUAWEI」と騒ぐべきでしょう。
ここでは、スマートフォンの話ではなくて、私がヤフオクで入手した「HUAWEI ES3000 V2」について記載したいと思います。


 HUAWEI ES3000 V2 PCIe SSD シリーズ

「ES3000 V2 PCIe SSD」シリーズは、ハイエンドサーバー向けPCI-Express SSDです。容量は600GB〜3.2TBまでラインナップされております。

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好みはあると思いますが、見ての通り垢抜けした飽きのこないデザインです。
ケースに入れればデザインなどはどうでも良いと思うのですが、エンタープライズ向けの製品ですから、単体の場合でも高級感を感じさせるデザインを必要とするのでしょう。

それと、巨大な電解コンデンサが眼に付きますが、インテルのSSDなどにも使用されている瞬時の停電でもデータを保持するための対策と思われます。

フォームファクタはロープロファイルとフルハイトの2種があるのは常識としても、一般的にはロープロファイルで製造して、フルハイトのアダプタを添付するのが普通ですが、2種類を用意しているのが特徴的です。 放熱の観点からはフルハイトの形状が良いのは明白でしょうから、出来るだけフルハイトの製品を買わせたいのでしょうか。 それとも、ロープロファイルでも安定して動作する事を誇示したいのでしょうか。


 HUAWEI ES3000 V2 PCIe SSD シリーズ仕様

以下が「ES3000 V2 PCIe SSD」シリーズの仕様になります。

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古い製品ですので、バスインターフェイスがPCI-Express2.0(x8)である点が特徴と言えるでしょう。最近のようにバスインターフェイスがPCI-Express3.0やPCI-Express4.0が当たり前の状態では使用する人は居りません。 私のように、一昔前のマザーボードをを使用している人が高速なデータの入出力をしたい場合のみに利用するだけです。

そうは言っても、PCI-Express接続のSSDは高速で、一般的なSATA接続のSSDよりは数倍は高速なのと、エンタープライズ向けの製品ですから耐久性が保証されている点に期待が持てます。
普通なら余りにも高価で、個人では到底入手ができない製品がオークションに出品されている時点で私は興味を持ちました。(使えなくて泣く事もあるのですが)



 HUAWEI ES3000 V2 PCIe SSD シリーズの値段

以下が「ES3000 V2 PCIe SSD」シリーズの販売価格になります。ドスパラで掲載されていた値段だったと思います。

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さすがエンタープライズ向け製品の価格と言う感じで、SASのSSDも卒倒しそうな価格ですが、この製品も個人が手を出せる値段ではありません。 実際はこの定価から5割近い値引きがあるようですが、それでも個人が手を出せる値段ではないですね。


 HUAWEI ES3000 V2 PCIe SSD シリーズのオークション

以下が「ES3000 V2 PCIe SSD」シリーズのオークション時の実際の画像です。

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オークションでは様々な形状と容量の異なった出品があり、トータルでは30台ぐらいはありましたが、なぜかどれも人気はありませんでした。
それでも二か月間ぐらいの間にポチポチ落札者があって、全ての出品が落札されたようです。
上の画像は私が落札したのと同じ形状で同じ容量の出品です。このタイプも常時4,5台はありましたね。
送料も含めると13000円近い出費になりますので決して安くはないのですが、60万以上の製品が1.3万円で手に入ると思えば買えない値段ではありません。


 HUAWEI ES3000 V2 PCIe SSD ベンチマーク

以下が「ES3000 V2 PCIe SSD」1.2TBのベンチマーク結果です。(Windows 7 PRO 64bit 2021年1月24日現在)
ドライバーは HUAWEIのサイト から「HUAWEI ES3000 V2 Driver 2.1.0.40」をダウンロードしてインストールしました。

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4,5年前ならはっとするようなデータですが、今は驚くような人は居ないと思います。
それでも、私が使うのは第一世代のI7(Xeon X5640)ですから、大満足しております。
私はSASのSSD2台をRAID0で組んで運用もしているのですが、比較して特に速くなった感じはしません。
データベースの運用での感じなので、他の部分がネックになっているのだと思います

ドライバーをインストールすると、ディスクトップに情報表示用のアイコンが作成されて、ライフタイムだとかバージョンなどを見る事ができます。
下図の画像は、インフォメーションの表示内容です。

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シリアル番号は、ユーザーを特定されて(規約違反などで)今後出品されなくなる恐れもありますので(念のため)オール0にしました。
このドライバーは、Windows 7以降のOS(Windows10も)を認識できます。気が遠くなる程使われた製品のようですが、(今の所は)安定して動作しております。

参考迄に、2022年5月現在のリードライト状態の画像を掲載致します。

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この落札品は当たりだったようで、現在も快調に動作しております。
最近のようにバスインターフェイスがPCI-Express3.0やPCI-Express4.0が当たり前では驚くようなスコアではありませんが、私のようにPCI-Express2.0(x8)のデータ領域での速度ですから、とても満足しております。 欠点を挙げるとすれば、ドライバーの関係でOSがWindows 7以降でないと使用できない点と、チップの発熱が大きくて10時間以上連続して書き込みを行っているとサーマルスリットリングが働いて、動作が停止しまう場合がある点です。
私の場合、データベースの構築に24時間以上掛かる場合があり、ヒートシンクに直接8cmのファンを取り付けて動作が停止するのを防いでおります。
認証などの問題で、古いマザーボードを使用しなければならない場合がある場合には、(出品は少な目ですが)御使用になってはいかがでしょうか。

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